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弁護士田中宏幸のコラム

2012年02月12日 日曜日

法事で考えること

昨日は父の7回忌の法事を行いました。
6年前は母が遺産分割を主導してくれていたのを思い出しました。
面倒な手続きは母がほとんどやってくれて、私は少し手伝う程度でした。
この母が1年半前に突然亡くなり、このときは私が遺産分割を主導しました。
こんなに多くの手続きがあるのかと驚かされました。
次々と資料を整理をしていくと、ファイルが3冊にもなりました。
遺産分割は遠方にいる兄弟と揉めることもなく、仕事の合間を縫って、3か月ほどで完了しました。
弁護士として相続の業務を行っていて、
常々全てを他の相続人にオープンにすることがポイントと確信していましたので、それを実践しました。
このポイントは正しかったようです。

大阪・難波(なんば)の弁護士 田中宏幸

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2012年02月12日 日曜日

遺産分割(相続人間の協議で解決)のケース

被相続人  父親
相続人   子供3名(長男、次男、長女)
遺産    預貯金5500万円、株700万円相当
遺言なし
問題点   株をだれが引き取るかにつき意見が分かれていた。
解決策   次男以外は株取引をしたことがないので、株は不要と言う。
       次男も株は不安定要因があるので、株取得について消極的だった。
       株を売却して現金に換えてもよかったが、配当金が結構な率であったため、
       ただちに売却するには惜しい面があった。
       そこで、700万円相当の株を500万円と評価して、遺産合計6000万円分を
       各自2000万円で分割することに合意することとなった。
       次男はそれなら株を引き受けるということであった。長男2000万円、
       次男2200万円(現金1500万円、株700万円)、長女2000万円を取得して
       遺産分割協議は無事成立した。
以上は、法律相談で解決方法を提案させていただいたケースです。
相続人間で協議ができるときは、柔軟に解決案を模索することができ、
合意に至ることは必ずしも困難ではありません。

遺産分割の方法でお困りの時は、難波(なんば)にある法律事務所、
田中宏幸法律事務所までご連絡ください。
               弁護士 田中宏幸
            

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