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相談事例集

2012年03月25日 日曜日

遺産分割協議(代償分割)のケース

夫が死亡したが、夫婦には子供が若くして死去していたため、
子供がいなかった。
相続人は、妻と夫の二人の兄(既に死去)の子供3人であった。
遺産は自宅不動産(3000万円)と預金約1000万円であった。
夫の子供3人が遺産分割を要求してきた。
夫の生前は全くと言っていい程付き合いはなかったのに。
法定相続分は、妻が4分の3、夫の兄の子供3人が各12分の1。
遺産分割の協議に入ったが、妻は当然のことながら、
自宅不動産を手放すわけにはいかなかったので、
夫の遺産の預金1000万円を代償金として夫の兄の子供3人に渡して、
自宅を確保することにした。
夫が1000万円を残しておいてくれたから、何とか自宅を確保できたが、
それもなかったら大変なことになっていた。
本件のケースのように、
子供がいないご夫婦の場合は、各々が配偶者に全遺産を相続させる旨の
遺言書を作成しておくことが重要です。
遺言書は一つでも要件を欠くと無効になりますので、
自筆証書遺言ではなく、公正証書遺言をお勧めします。

大阪・難波(なんば)の法律事務所、
田中宏幸法律事務所
弁護士田中宏幸

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2012年03月20日 火曜日

家事調停官の雑感

大阪家庭裁判所の家事調停官(非常勤裁判官)として1年半になり、
週1日終日、家事調停事件を担当しています。
これまで150件以上の事件を扱い、様々な問題に対処することになりました。
この経験は今後の事件処理に大いに生かしていけるものと思っています。

大阪・難波(なんば)の法律事務所、
田中宏幸法律事務所の弁護士田中宏幸

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2012年03月11日 日曜日

東日本大震災被災地法律相談記

昨年9月29日から10月2日にかけて、大震災被災地の
気仙沼大島及び陸前高田市において
実務研究会仲間の弁護士など10名で
講演会及び無料法律相談会を開催したことを
改めて思い出しました。
当時は朝日や読売などの新聞でも写真付きで取り上げられていました。
不安げに法律相談に来られた方々の顔が思い出されます。
一日も早い復興をお祈りします。

大阪・難波(なんば)の法律事務所
田中宏幸法律事務所の弁護士田中宏幸

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