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弁護士田中宏幸のコラム

2014年08月08日 金曜日

遺産分割協議の上手な進め方(3)

遺産である不動産は、ときには探しにくいことがあります。
まず、父親の居住していた実家です。
これが父親の遺産であるか否かは、不動産登記簿謄本を法務局から取り寄せて確認します。
(建物は父親の所有名義でも、敷地である土地は祖父名義のままであったという場合もあります。
この場合は、祖父の土地について、亡父親を含めた祖父の相続人の間で、誰が土地を取得するかについて、遺産分割の協議が必要になります。)
実家以外に父親が不動産を所有していたが、所在場所がわからないという場合もあります。
その場合は、不動産の固定資産税の納付通知書が1年に1回郵送されてきますので、その郵便物を探します。
もし、父親の不動産が甲市にあるという話を聞いていたときは、甲市に対して、自身が父親の相続人であることを戸籍謄本類及び身分証明書(運転免許証等)で証明して、名寄帳の請求を行います。
もし、甲市に父親の不動産が存在するときは、一覧表にした書面を交付してくれますので、これで不動産の地番等が判明します。

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田中宏幸法律事務所
弁護士 田 中 宏 幸