弁護士田中宏幸のコラム
2013年05月01日 水曜日
田中弁護士の弁護活動(2)~離婚事件~
ある離婚事件で1回の調停で解決に持ち込んだケースをご紹介しましょう。
通常、離婚調停は3回から5回くらいの調停期日を重ねて合意に達して調停成立に至るケースが平均的かと思います。
また当事者の方にとっては家庭裁判所に行くのは思った以上に精神的に大きな負担になっています。
これまでの夫婦間の争いや相手方の両親とのやり取りでの精神的な疲弊が重なってうつ症状に陥っておられる方がおられます。
うつ症状になっておられると、調停期日に出席すること自体がうつ症状をさらに悪化させる恐れがあります。
ある依頼者の方はうつ症状に陥っておられ、呼吸も苦しくなる症状をきたすことから、2回目の調停期日に出席することが危うい状態でした。
離婚調停の場合、当事者ご本人が調停期日に出席しないと、本人の離婚意思を裁判所が確認できないことから調停を成立させることができないのです。
調停が午前1時30分から始まり3時30分頃になると、調停委員の方がその日の調停は一旦終わりにして次回の調停期日に続行する雰囲気になりました。
しかし、依頼者の様子を見るととても次回の調停期日には出席できそうもありませんでした。
そこで、私は調停委員の方を強く説得してその日に成立になるように引き続き調停を続けて頂くようにやや強引に主張しました。私の勢いに押されたのか結局調停がその日に成立しましたが、時刻は何と午後6時30分を過ぎていました。
調停は通常遅くても4時頃には終了するもので、午後5時は裁判所委員の方の勤務終了時刻ですし、それから1時間30分も経過していました。裁判官や調停委員や書記官の方に大変ご迷惑をおかけしましたが、依頼者ご本人にとっては1回の調停期日で成立したのはうつ症状にとっても良かったことと思います。
このようなことは裁判官のご理解がなければとても出来なかったことでしょう。裁判所のご配慮にとても感謝しています。
大阪・難波(なんば)の法律事務所
田中宏幸法律事務所
弁護士 田中宏幸
2013年04月22日 月曜日
田中弁護士の弁護士活動(1)
弁護士は一体どのような活動をしていると思われますか。
外からは中々分かりにくいことがあります。
そこで、私の活動をご紹介しながら、弁護士とは何をしているのかをお話したく思います。
まずは私のこれまでの活動のアウトラインをご紹介します。
1 個別事件の弁護活動
民事事件、家事事件、刑事事件などの弁護士活動(代理人活動)が仕事の中心であり、ここから収入を得ることが大半です。
法廷での弁護活動、民事調停、家事調停、示談交渉などの方法で一つ一つの事件の解決を行っていきます。
2 公益活動
公益活動として、次のようなことを行ってきました。
①家事調停官(家庭裁判所の非常勤の裁判官)
②民事調停委員(簡易裁判所)
③司法委員(簡易裁判所)
④(財)交通事故紛争処理センターの嘱託弁護士
⑤(財)自賠責保険・共済紛争処理機構の紛争処理委員
⑥(財)日弁連交通事故相談センターの示談斡旋委員
⑦(財)日弁連交通事故相談センターの審査委員
3 大阪弁護士会の委員会活動
大阪弁護士会の委員会活動として以下の活動を行ってきました。
①交通事故委員会(委員長)
②広告調査委員会(委員長)
③会員サポート委員
④会員サポート窓口運営委員会
⑤家事法制委員会
⑥消費者保護委員会
4 私的な弁護士活動
以上とは別に、私的な弁護士活動として次のような活動を行ってきました。
①大阪過労死連絡会
②欠陥住宅関西ネット
③実務研究会
④離島での無料講演・法律相談会(年2回)
⑤母校(大阪府立大手前高等学校)の卒業生を対象に
「身近な法律Q&Aゼミ」というセミナー(平成10年~)
今後、以上の活動の具体的な内容を随時お話していきたく思います。
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弁護士 田中宏幸
2013年04月18日 木曜日
弁護士費用について
今回は弁護士費用についてお話しましょう。
1 弁護士費用としては、一般に次のように分類できます。
(1)事件の初めにかかる費用
①着手金(事件を着手するときに事件の内容に応じてかかる費用です。)
これは事件の着手に際してかかる費用ですので、
原則として、事件の結果の良否にかかわりなく返金されないものです。
②実費預り金(事件を処理する際にかかる実費を予め預けておく費用です。)
例えば、交通費、謄写費用、郵送料、などです。
事件終了後に精算して余った分は返金されるものです。
(2)事件の終了時にかかる費用
①報酬金(事件の成功の程度によりかかる費用です。)
もし、訴訟で全面的に敗訴したときは、
報酬金は発生しないのが原則です。
(3)その他
①日当(弁護士が遠方に出張する必要があるときに、
往復半日以上(4時間)かかるときや
丸一日かかるときに予め定めた基準により発生するものです。)
②手数料(遺言書の作成、契約書の作成、
内容証明文書の作成などにかかる費用のことです。)
弁護士費用については、予め委任契約書を交わすときに
その金額が分かるようにして記載しますので、
予想外の費用が掛かることはありません。
不安なときは、弁護士に遠慮なく聞かれた方が良いです。
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弁護士 田中宏幸
2013年04月15日 月曜日
最近の法律相談事例
最近の法律相談事例をご紹介します。
①遺言と遺産分割
父が亡くなったのですが、
押し入れから10年も前の父の遺言が出てきました。
その内容は相続人間で不平等な内容になっていました。
相続人全員で話し合って
平等になるように遺産分割しようということになりました。
遺言と異なる遺産分割はできるのでしょうか。
②相続人廃除
私は70歳になりますが、
子供3人のうち長男が私を虐待するようなことが
これまで何度かありました。
私としては子供とはいえ我慢がなりません。
私の財産の相続にあたって長男を相続人から除外する方法はないでしょうか。
③夫婦の遺言書作成
私たち夫婦には子供がいませんので、
どちらかが先に亡くなった時のために
夫婦で遺言書を作ることにしました。
二人の連名で遺言書を作成しようと思いますが、
何か注意すべき点はありませんか。
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弁護士 田中宏幸
2013年03月24日 日曜日
離島の無料法律相談会
6年前から離島の無料法律相談会・講演会を、
実務研究会の弁護士を中心に実施してきましたが、
今年は5月に鹿児島県の種子島で実施することになりました。
これまで、奄美諸島の喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島、
東北被災地の宮城県気仙沼大島、岩手県大槌町、
宮城県塩釜市浦戸諸島の野の島、鹿児島県の屋久島で実施されてきました。
それぞれの島特有の問題もありますが、
基本的には人の抱える法律問題は
島であっても都市であってもあまり変わるところはありませんでした。
これからも弁護士の法的サービスの届きにくい所で
無料法律相談会を実施していきたく思っています。
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