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相談事例集

2012年02月25日 土曜日

任意後見契約、財産管理契約、遺言書作成のケース

依頼者(75歳、女性)は一人暮らしで子供がなく、
5年前から近所に住む姪に身の回りの世話をしてもらっていた。
最近、足腰が弱り記憶力も劣ってきたことから、
自らの財産の管理を姪に任せて、自分が死去したときには
、姪に全ての財産を受け取ってもらいたいと考えるようになった。
そこで、依頼者は私に相談されることになった。
(解決方法)
現時点では依頼者に判断能力があるため、
財産管理を姪に委任することとし(財産管理契約)、
もし、依頼者に財産管理能力がなくなったときは、
姪が依頼者の後見人になるように任意後見契約も行うこととした。
そして、依頼者が死亡したときは、遺産全てを姪に受け取ってもらえるように、
公正証書遺言を作成することとした(なお、依頼者には兄弟姉妹はいるが、
両親、子供、配偶者がいないため、遺留分について配慮する必要がなかった。)
これにより、依頼者の考えを書面にすることができ、
依頼者は安心して余生を送ることとなった。

難波(なんば)の法律事務所、田中宏幸法律事務所の
弁護士田中宏幸の解決事例でした。