相談事例集
2012年02月12日 日曜日
遺産分割(相続人間の協議で解決)のケース
被相続人 父親
相続人 子供3名(長男、次男、長女)
遺産 預貯金5500万円、株700万円相当
遺言なし
問題点 株をだれが引き取るかにつき意見が分かれていた。
解決策 次男以外は株取引をしたことがないので、株は不要と言う。
次男も株は不安定要因があるので、株取得について消極的だった。
株を売却して現金に換えてもよかったが、配当金が結構な率であったため、
ただちに売却するには惜しい面があった。
そこで、700万円相当の株を500万円と評価して、遺産合計6000万円分を
各自2000万円で分割することに合意することとなった。
次男はそれなら株を引き受けるということであった。長男2000万円、
次男2200万円(現金1500万円、株700万円)、長女2000万円を取得して
遺産分割協議は無事成立した。
以上は、法律相談で解決方法を提案させていただいたケースです。
相続人間で協議ができるときは、柔軟に解決案を模索することができ、
合意に至ることは必ずしも困難ではありません。
遺産分割の方法でお困りの時は、難波(なんば)にある法律事務所、
田中宏幸法律事務所までご連絡ください。
弁護士 田中宏幸